特別講演
「山岳救助における医療体制の現状とこれからの山岳医療の在り方~長野県の現場から~」
井坂 道彦 先生 (長野県遭難防止対策協会 北アルプス南部地区常駐隊)
現時点で、市民合同登山は開催の予定ですが、今後の更なるお知らせにご注意ください。 |
会場内では、受付でお配りする名札の常時着用をお願いします。
荷物置き場として会場の一部を区切りますが、ご利用は各自の責任でお願い申し上げます。特に貴重品は常にお持ちください。
≫コチラ≪をご覧ください。
シンポジウム①
「凍傷への山中・山域の医療施設・居住地の医療機関の対応」
冬期登山において凍傷を負った登山者が山中で行えること、下山地点に近い医療施設が行う医療処置、登山者の自宅近くの医療機関で行われる医療処置についてのシンポジウム。最終的にそれらが連動し、凍傷部位の改善につながる方法について討議する。
シンポジウム②
「山岳団体を介した登山医学の普及」
日本登山医学会の前身である日本登山医学研究会は日本山岳会や日本山岳協会(現日本山岳・スポーツクライミング協会)の医療に携わるメンバーにより設立された。現在では、その逆に山岳関係団体へ登山医学会の会員が参加することが多く、これら団体内での登山医学知識の普及に貢献している。一方で一部の人材に負担が集中しやすく、その緩和方法も含めて、今後も継続して山岳主要団体と連携して登山医学を普及するための方策について討議する。
1. 登山歩行・トレイルランニング
2. 凍傷
3. 低酸素・高所医学
4. 低温
5. 山岳診療
6. スポーツクライミング・その他
①乗鞍高原の観光地視察
善五郎の滝,牛留池,一の瀬園地,など各自で適宜移動。
(参考)「周辺案内マップ」は≫コチラ≪
②乗鞍岳での春スキー・春山登山・ワークショップ
雪崩・外傷への現場対応についてのシナリオトレーニング
救助要請後の待機と低体温症についてのシナリオトレーニング
フィールド研究体験としての各種生理応答測定登山。
資料(2024.5.31):
・乗鞍岳ワークショップ計画書(PDF形式・4頁 960KB)(2024.6.02)
・乗鞍春山入山計画書・地図・乗鞍岳春山をご利用の皆様へ(PDF形式・4頁 2.5MB)
・アルピコ交通時刻表・運賃表(乗鞍高原/松本・新島々、乗鞍山頂、春山バス)(HPリンク・PDF形式・2頁目 3.5MB)
③見晴峠への松本市民との合同登山 (詳細は≫コチラ≪)
登山前および登山中に登山医学会会員が登山医学の知識の普及を行う。
発表時間は、
・一般演題: 1題8分、質疑応答4分
・シンポジウム(2題):1題25分、質疑応答は5分
(シンポジウム①は変則的な割り振りとなります)
と致しまです。
時間内での円滑な進行にご協力をお願い致します。
なお、座長の指示に従ってください。
≪座長の皆様へ≫:
ご担当のセッション開始10分前までに、発表会場の最前列の次座長席にご着席ください。
座長席は、会場ステージに向かって右側にあります。
定刻になりましたら、ご担当のセッションを開始してください。
質問は、時間の範囲で座長の采配にてお受け下さい(できる限りお受けください)。
時間内での円滑な進行にご協力をお願い致します。
≪質問またはコメントをされる皆様へ≫:
会場にマイクスタンドを1つ用意します。
ご質問がある方は、そちらにお並びください。
(移動が大変な方には別途マイクをご用意します)
座長の指示に従い、ご質問またはコメントをお願いします。
ご所属とお名前は特別な指示がなければ、一回目のみで結構です。
限られた時間を有効に活用できるようにご協力をお願いします。
ご不明な点がございましたら、第44回日本登山医学会学術集会事務局までお尋ねください。
☆タイムテーブル予定を変更しました(5/17)。
ダウンロード可能な大会日程は≫コチラ≪ (PDF形式・2頁 891KB)、プログラムは≫コチラ≪ (PDF形式・4頁 909KB)
9:30-14:00 | 各種委員会・ フィールド視察① 乗鞍高原 |
倫理委員会,凍傷治療研究会,将来検討委員会,専門制度委員会,山岳診療委員会,ほか・善五郎の滝,牛留池,一の瀬園地,ほか |
14:00-14:10 | 休憩 | |
14:10-14:15 | 開会式・会長挨拶 | 大会長:原田 智紀(日本大学医学部生体構造医学分野) |
14:15-15:15 |
一般演題1 (5題) |
『登山歩行・トレイルランニング』 ~座長:斉藤 篤司(九州大学大学院 人間環境学研究院) |
1-1 登山者の身体的負荷軽減を考慮した登山道整備のコツ―乗鞍岳剣が峰登山道整備から学んだこと― ~草鹿 元(自治医科大学附属さいたま医療センター脳神経外科)
1-2 脳卒中後遺症を有する方が安全に登山を行う方法の検討~赤川 立樹(東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座)
1-3 スリップしやすい降段動作での体幹、下肢関節運動~藤堂 庫治(信州リハビリテーション専門学校)
1-4 山岳高所100マイルレースにおける生理応答~宮﨑 喜美乃(株式会社ミウラ・ドルフィンズ)
1-5 外科的デブリードマンを施行した右母趾中足指節(MTP)関節部の棘刺創の1例
~鹿野 颯太(牧田総合病院肛門科) |
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15:15-15:40 | 一般演題2 (2題) |
『凍傷』 ~座長:長谷川 賢也(長谷川紀念病院) |
2-1 スマホ凍傷とピッケル凍傷 ~光楽 文生(赤岳鉱泉山岳診療所運営委員会,諏訪中央病院皮膚科)
2-2 気泡緩衝材による四肢末端保温効果の検証~市川 智英(赤岳鉱泉山岳診療所運営委員会,松本協立病院循環器内科) |
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15:40-15:50 | 休憩 | |
15:50-17:00 | シンポジウム① | 『凍傷への山中・山域の医療施設・居住地の医療機関の対応』 ~座長:鈴木 崇史(湘南鎌倉総合病院 外傷センター 稲田 千秋(社会福祉法人緑樹会 ほくと診療所) |
SY1-1 凍傷の初期治療と手術までの流れ―患者の立場から― ~上小牧 憲寛(国際医療福祉大学病院救急科)
SY1-2 諏訪中央病院における凍傷治療~光楽 文生(赤岳鉱泉山岳診療所運営委員会,諏訪中央病院皮膚科) |
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17:00-17:30 | 会長講演 | ~座長:増山 茂(東京医科大学病院渡航者医療センター) |
『日本大学エベレスト登山隊1995を30年近く経って振り返る』 ~原田 智紀(日本大学医学部機能形態学系生体構造医学分野) |
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17:30-17:40 | 休憩(関係者のみ) | |
17:40-18:40 | 山岳診療所話し合いの会 (関係者のみ) |
~座長:臼杵 尚志(香川大学医学部地域医療再生医学講座) 参加者:各山岳診療所代表者 |
8:30-13:20 | フィールド視察② 乗鞍岳, ワークショップ |
乗鞍岳登山,スキー・雪崩対応,救助待機,測定登山 |
13:20-14:00 | 休憩 | |
14:00-14:20 | 理事会 | 理事,監事 |
14:20-14:30 | 休憩 | |
14:30-15:00 | 代議員会 | 代議員 |
15:00-15:10 | 休憩 | |
15:10-16:35 | 一般演題3 (7題) |
『低酸素・高所医学』 ~座長:安河内 彦輝(関西医科大学附属生命医学研究所ゲノム解析部門) 花岡 正幸(信州大学学術研究院医学系医学部内科学第一教室) |
3-1 動物の進化から見た傾斜地に於ける歩行―その1 ~吉田 泰行(威風会栗山中央病院耳鼻咽喉科)
3-2 低酸素性肝障害に対する酸素ナノバブル水の効果について~伊藤 正孝(防衛医科大学校再生発生学講座)
3-3 高地肺水腫既往者における低酸素負荷によるヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(hANP), KL-6, SP-Dの変化~山中 美和(信州大学医学部内科学第一教室)
3-4 ネパールのチベット高地集団における低圧低酸素環境への可塑的な適応分子機序に関する研究~安河内 彦輝(関西医科大学附属生命医学研究所ゲノム解析部門)
3-5 高地環境における自律神経関連指標の平地からの変化~田嶋 ひな子(昭和大学医学部北岳診療部)
3-6 運動負荷を伴わない高所への移動時にみられる肺機能指標の変化-乗鞍岳、富士山、伊吹山、生駒山でのフィールド調査の実践から-~髙木 祐介(公立小松大学)
3-7 高地における開散神経麻痺による複視の一例~関 千寿花(埼玉医科大学病院小児外科) |
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16:35-16:45 | 休憩 | |
16:45-17:21 | 一般演題4 (3題) |
『低温』 ~ 座長:市川 智英(松本協立病院) |
4-1 冬季における夜間睡眠中のアルミシート使用が睡眠覚醒リズムに及ぼす影響 ~西村 一樹(広島工業大学)
4-2 一人用雪洞作成および滞在時における身体的ストレスの変化~石田 恭生(岡山理科大学)
4-3 雪洞滞在時における保温用アルミシートが身体的ストレスに及ぼす影響〜内外覆いと外覆いの比較〜~小野寺 昇(川崎医療福祉大学) |
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17:21-17:30 | 休憩 | |
17:30-18:40 | シンポジウム② | 『山岳団体を介した登山医学の普及』 ~座長:小阪 健一郎(京都大学皮膚科, 日本山岳会) 野村 雄大(公立香住病院, 日本山岳・スポーツクライミング協会) |
SY2-1 「健康登山塾」を通じた健康増進登山の啓蒙活動 ~齋藤 繁(群馬大学医学部附属病院,日本山岳会群馬支部)
SY2-2 公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会登山医科学委員会の安全登山啓発活動の現状と問題点~中島 隆之(日本山岳・スポーツクライミング協会登山医科学委員会,盛岡友愛病院) |
8:00-8:30 | 専門医オフ会 | ~座長:上家 和子(乗鞍畳平診療所) 長谷川 賢也(長谷川紀念病院) |
8:30-8:54 | 一般演題5 (2題) |
『山岳診療』 ~座長:大平 幸子(岐阜大学医学部看護学科) |
5-1 白馬診療所におけるCOVID-19感染対策に関する意識調査 ~感染拡大期とアフターコロナの意識の変化~ ~津村 光紀(昭和大学医学部白馬診療部)
5-2 厳冬期八ヶ岳で右下腿骨折により一晩ビバークし救助搬送となった一例~救助・医療連携における山岳診療所の役割~~堀 香奈(赤岳鉱泉山岳診療所運営委員会,聖麗メモリアル病院) |
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8:54-9:05 | 休憩 | |
9:05-10:05 | 一般演題6 (5題) |
『スポーツクライミング・その他』 ~座長:夏井 正明(自由学園) |
6-1 埼玉県山岳・スポーツクライミング協会における、スポーツクライマーの脳振盪予防啓発活動について ~竹花 奈々美(防衛医科大学校医学教育部看護学科)
6-2 登山歴による登山と健康に関する意識の変化~稲田 真(山岳医療パトロール実行委員会,山岳医療サポート事務所)
6-3 登山者検診の受診者における運動強度の理解度~増田 桃子(杏林大学医学部付属病院)
6-4 登山者検診の受診者における心筋梗塞の認知度~増田 桃子(杏林大学医学部付属病院)
6-5 持続可能な山岳医療活動を行うために~クラウドファンディングを足がかりに山岳医療を広めたい
~望月 良(山岳医療を広めたいProject,松本協立病院) |
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10:05-10:15 | 休憩 | |
10:15-11:15 | 特別講演 | 『特別講演』 ~座長:榊原 嘉彦(浅田レディースクリニック) |
山岳救助における医療体制の現状とこれからの山岳医療の在り方~長野県の現場から~ ~井坂 道彦(長野県遭難防止対策協会北アルプス南部地区常駐隊) |
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11:15-11:55 | 総会 | 各種報告事項,田中賞・奨励賞・功労賞授賞式,田中賞受賞発展講演,奨励賞受賞講演 |
11:55-12:00 | 閉会式 | ~大会長:原田 智紀(日本大学医学部生体構造医学分野) ~次回大会長:山内 武巳(石巻専修大学 人間学部) |
12:00-13:00 | 休憩(関係者のみ) | |
13:00-16:00 | フィールド視察③ 見晴峠:松本市後援 市民合同登山 |
>PDF版(11.6MB) 54ページ<
※先日まで掲載していた印刷版は会員全員にお送りました。この版(2024.5.29)は訂正版(体裁の変更のみ)になります。
日本登山医学会会員と松本市民との合同登山を下記要項にて学術集会閉会後に行います。
登山医学知識を会員外のみなさまにお伝えしながらの登山となります。
会員のみなさまにはボランティアでのご協力をお願いします。
ガイド登山ではなく、同じ登山者・ハイカーとしての登山・ハイキングとなります。
目的地の見晴峠は名前のようには見晴しが良くありませんが、手前に乗鞍高原を見晴らせる場所があります。また、二輪草の群生地を通るため、お花を楽しむこともできます。
詳細は下のリンクの計画書、チラシをご確認ください
日時:6月9日(日)13:00~16:00
集合場所:乗鞍観光センター前(標高1454 m)
(駐車場をご利用いただけます)
目的地:見晴峠(標高1884 m)
後援:松本市
『日本登山医学会と松本市(後援)による市民合同登山』計画書は≫コチラ≪ (PDF形式・4頁 1.9MB)
下記 GoogleFormよりお申し込みください:
・松本市民の皆さんの参加費は無料です。
・先着10名様には粗品のご用意があります。
https://forms.gle/fkwGA7faytfZ3VD789
Update 2024年6月18日 14:07